グローバル物流の拠点選択 釜山   アジア諸国への企業進出が流れが大きくなっていくなかでアジア規模での国際物流、拠点展開が 重要な課題となっています。例えば海外から原材料を輸入し、国内で生産し、製品を海外へ輸出する場合輸送モードの選択、どこにどれくらいの期間保管するの かを的確な方法と場所を決めていくことが必要です。

昨今のアジア諸国への企業進出が流れが大きくなっていくなかでアジア規模での国際物流、

拠点展開が重要な課題となっています。

例えば海外から原材料を輸入し、国内で生産し、製品を海外へ輸出する場合輸送モードの選択、

どこにどれくらいの期間保管するのかを的確な方法と場所を決めていくことが必要です。

どこに保管するか=物流拠点立地と考えたとき アジア諸国では中国、韓国、シンガポール、

タイ他ASEAN諸国の都市が、それぞれの優位性を生かし物流拠点として選択されいますが

今回わたしたちは意外と近すぎて見過ごされがちな韓国釜山を選択するというテーマでご紹

介いたします。ではなぜ今釜山なのでしょうか?

海外での物流拠点を検討する際に多くの企業が最初に次のようなことを課題として考えます。

 

課題

1:その国で拠点をどう探すかわからないし、言葉の問題も心配だ

2:試しに少量の貨物からスタートしたい

3:在庫を海外に持つのはいざというときにすぐ近くにないので心配だ

4:韓国には支店がないから自社名義で保管ができないのでは?

 

韓国釜山港の東25kmに位置する釜山新港は 昔からの釜山港と合わせるとコンテナ

取扱世界5位の東アジアのハブ港です。

この釜山新港の背後敷地はFTZ(自由貿易地域)になっていて、 現在30以上の物流

コンソーシアム(韓国企業+外資合弁企業)が運営する 物流センターが2007年から

次々に稼働してきました。

このような背景を持つ釜山なら「課題」を解決できるのです。

 

課題の回答

1→日韓合弁企業に委託もできるから窓口はもちろん日本語です

2→すぐにでも稼働できる環境が整っていますから、日本国内での物流業務委託の感覚でスタート

できます

3→毎日運航の定期航路で出荷後、最短翌日に日本へ到着します

4→FTZ(自由貿易地域)だから保税での加工、非居住者名義保管ができます

 

入口の課題をクリアした後は、貴社にとって釜山がグローバル拠点としてふさわしいかの

検討になります。 釜山に拠点を持つメリットを見てみましょう。

 

釜山新港は自由貿易地域(FTZ)に指定されています。 FTZ内へ海外から搬入する場合、

外貨として扱われるため関税の支払いはありません。

⇒仮に海外で生産したコンテナ10本の製品を日本に輸入して保管する場合は当然10本分

の輸入関税を支払わなくてはなりません。

しかし当面必要な量と試算される量が60%ならば6本だけを輸入し、残り4本分の関税は

留保することができます。

また10%の製品は必要が無くなり日本国内で廃棄されるとしたらならばコンテナ1本分の

製品については無駄に関税を払ったことになります。

売れ行きを見ながら在庫と日本への輸入数量を釜山でコントロールをすることが可能です。

 

非居住者名義による保税保管ができます。

⇒韓国に支店等が無くても自社名義の保管ができます。

 

保税での加工作業が可能(アメリカ・EUとのFTAによるメリット)

⇒1.日本または第三国から釜山新港FTZ内へ搬入した部品、原材料等を保税状態で

加工作業し、完成品(加工後品)を釜山より輸出することができます。この間一切の韓国

への輸入、輸出関税は発生しません。

⇒2.日本または第三国から釜山新港のFTZへ材料、部品を搬入し、そこで加工作業をした

り、 完成品がMade in Koreaと認められる一定の加工作業量をクリアした場合は

アメリカ、EU諸国など韓国がFTAを結んでいる国へは関税がからず輸入されることになります。

※税制上一定条件をクリアすることが必要になります

 

国際幹線航路に位置 ※釜山港は世界5位のコンテナ取扱量です。

釜山から世界各国への定期船は週356便内近隣諸国向け定期船が就航しています。

日本-釜山 69ルート     釜山-中国 45ルート

釜山-東南アジア 77ルート   釜山-ロシア 14ルート

 

外貨での在庫コントロールの中で、日本に輸入せずに廃棄することもできます。

⇒関税を支払わずに廃棄処理ができます

 

日本の博多から約210Km。海外拠点としては最も近い位置にあります。

⇒九州の企業は日帰りで出張する方もいるほどです。

東京からでも2時間弱と荷主様にとって何かあってもすぐに行くことができる位置にあります。

 

外物流拠点を釜山に置くことについて興味を持っていただ

けたでしょうか?

拠点立地選定には具体的な生産地、納品地、量、頻度その他

の条件と コストを試算して選定しなくてはなりません。

検討中の企業様、釜山についてのご質問などお気軽に

ご相談ください。

 

大手企業もアジア圏工場、海外保税倉庫からの貨物集約拠点としてなど

進出を進めています。事例他詳細情報についてもお問い合わせください。

 

お問い合わせはこちらから(お問い合わせフォーム)

このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。  (メールでのお問い合わせ)

株式会社ロジスティクス・サポート&パートナーズ

03-5296-0855 担当:清野(せいの)